高輪教会に連なる皆さま

「新型コロナウイルス感染症」に伴う教会の礼拝について(第2報)

 新型コロナウイルス感染症の流行を防止するため、政府は法律に基づき4月7日に「緊急事態宣言」を行いました。
日本基督教団も4月10日付「新型コロナウイルス感染症に伴う注意喚起について」(第三信)で、
「感染の危険が高まっている地域の教会・伝道所では、極力、教会に集わない方法で礼拝をささげることを講じてください」と
声明を発表しております。

 高輪教会では既に4月5日以来、礼拝を休止していますが「緊急事態宣言」解除がいつになるのかは、
分からない状況が続いております。

 そこで礼拝再開について、4月29日付申し送り長老会にて協議・検討した結果「緊急事態宣言」解除後の日曜日から
主日礼拝のみ再開し、その他集会については、状況を鑑みつつ再開することを決議致しました。

 但し感染防止の観点から主日礼拝は、しばらくは3月に実施したような「短縮」礼拝にし、
その他集会に関しては原則一ヶ月程度、休会とする予定です。
また感染しても比較的軽かったり、無症状の場合もある児童との接触をなるべく避ける為、教会学校の再開も、
解除後一ヶ月程度の休会は、やむを得ないと考えております。

つまり「緊急事態宣言」解除後、一気に正常化するのでなく、少し「助走期間」を持つべき、との理解です。
子どもたちには、今しばらく大変な時期が続くと思いますし、解除後も、学校等の対応が、どうなるか分からない状況で、
早計に決断するのではなく、公立・私立学校の授業が開始した後に「教会学校」も再開するのがよろしいかと存じます。

 今しばらくは、教会で礼拝を捧げることができませんが、各々の場所で、一人一人が祈りの内に、主キリストと繋がり、
教会と全世界のために祈りを篤くして行きましょう。
殊に新型コロナ・ウイルスによって罹患された方々の健康回復と、これ以上感染が広がることなく収束に向いますよう、
その為に、日夜尽力されている医療従事者はじめ重責を担う人たちの心身と健康が支えられますよう、ともに祈りましょう。

                日本基督教団 高輪教会 牧師 中村公一